こんにちは。久しぶりのブログのような気がします。
先日、東京で葬儀を施工させて頂いたとき、その葬祭場に飾ってあった写真です。
昔は輿(こし)を担いで葬送を行っていました。まるで、お殿様が使う輿そのものですね。
実際、皇族や斎宮が葬送に使用されていたそうです。
その後、座棺が寝棺になり、大八車(リヤカー)のような形になったそうです。
そして、裕福な商家は葬儀で使う白木祭壇同様に、白木で新しい輿を作り、棺をのせて運びました。
現在の白木祭壇の最上部にある輿は「野辺おくり」のときに
使用していた「輿」をあらわしたものです。
霊柩車が使われるようになったのは、大正時代からでトラックの荷台に輿をのせたことから始まり、
その後 輿と自動車が一体化して宮型霊柩車になりました。
現在では、洋型霊柩車(リムジン型)が主流で、宮型霊柩車ほとんど見かけなくなりました。
因みに、火葬場周辺の住民への考慮から宮型霊柩車が乗り入れ禁止の所も有るんですよ。
葬儀も時代によって変化していくものですね。
2016-04-28 15:42:14
霊柩車
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